恵庭の道文教大学生  朗読劇「漁川物語」上映へ

  • ニュース, 主要, 千歳・恵庭
  • 2019年12月16日
本番に向けて稽古する学生

 約30年前に恵庭市の小学生が漁川の変化をカワセミの視点で描いた「漁川物語」。北海道文教大(渡部俊弘学長)の学生がリーディングシアター(朗読劇)として再構成し、22日に恵庭市緑町の複合施設・えにあすで上演する。学生にとって初の試みで、練習にも熱が入る。

 学生が現場を訪れて研究するフィールドワークや体験型講座で学ぶワークショップを通じて地域文化と向き合い、発信する同大のプロジェクト「ENIWA学」の一環。人間科学部こども発達学科の加藤裕明教授が中心的に取り組み、リーディングシアターは1年生の基礎ゼミとして実施。ゼミ生と有志計10人が公演に向けてまい進中だ。

 「漁川物語」は1991年発行で、時代とともに姿を変える漁川をカワセミの視点で描いた物語。当時の恵み野小学校6年生による「漁川保護少年団」と担任教諭が制作。地元の高齢者に昔の川の様子を聴き取り調査するなどしてまとめた。学生らは恵庭地域に深く根差した作品に着目し、内容を再構成してリーディングシアターとして再発信。

 リーディングシアターは、大掛かりな舞台装置を使わず、役者が台本を朗読するフランス発祥の演劇形式。学生が撮影した漁川の写真もステージ背景に投影する。

 11日のゼミでは、加藤教授の指導の下、学生7人が同大講堂のステージで練習を重ねた。声の抑揚や立ち位置などを入念に確認。カワセミの目線で物語を表現しようと熱心に台本を読み込んだ。

 同学科1年の中島大貴さんは「市外出身の人にも自分の故郷の風景を重ねてもらえたら」と期待を込める。同学科1年の田中彩菜さんも「恵庭地域を理解するきっかけになった。多くの人に漁川を知ってほしい」と語った。

 本番を間近に控え、加藤教授は「恵庭に根差した内容だからこそ意義がある。当日に向けて、さらに全体のレベルアップを図りたい」と意気込む。

 リーディングシアターは午後2時半開場、同3時開演。入場無料で予約不要。問い合わせは加藤教授 電話0123(29)3067。

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