恵庭のイザリビレッジ  宿泊施設とギャラリー併設

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  • 2019年12月4日

 恵庭市にある外国人観光客向けのゲストハウス、イザリビレッジ=漁町103=は、宿泊施設とギャラリーを併設したユニークなたたずまいだ。新たな観光拠点としての機能と、市内作家の作品発表の新たな舞台として静かな人気を呼んでいる。

 イザリビレッジは、アイルランド出身でオーナーのブライアン・コノリーさん(49)が昨年10月にゲストハウスとしてオープンした。今年4月には、恵庭を中心とした道内作家の商品を展示販売するギャラリーも開設。作家によるワークショップも催すなど文化活動に触れられる空間を提供している。

 かつて呉服屋兼住居として使用されていた建物を有効利用。通りに面した1階の店舗部分では、恵庭や札幌の作家が手掛けた洋服やかばん、プリザーブドフラワーのアレンジメントなどを展示販売。一画にはギャラリーも設け、市内の作家による作品展を随時開催している。

 ゲストハウスは二つのエリアに分かれており、それぞれにリビング、寝室、キッチンを完備。最大計16人まで受け入れている。新千歳空港や札幌市街地、小樽などの観光地にも近いことから、台湾などの外国人旅行客の利用が中心という。

 ブライアンさんは「恵庭は観光地としての知名度は低いが、支笏湖にも近く、道内観光をするには便利な場所」と強調。「将来的には、地域の方々と協力して、宿泊客が着付けや茶道など日本文化に触れられる工夫もしたい」と展望を語った。

 ギャラリー営業は午前11時~午後5時。水、木曜定休。

 宿泊、ギャラリーに関する問い合わせはコノリーさん 電話050(1059)1150。

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