千歳市は26日、来年開催される2020東京五輪開幕を前に、6月に千歳市内で行う聖火リレーのルート案を明らかにした。市役所第2庁舎を出発して市道川南通、同仲の橋通を走り、千歳タウンプラザ付近を右折。公園通から国道337号に入り、「道の駅サーモンパーク千歳」をゴールとする約2キロの区間。確定するのは12月中旬となる見通しだ。
ルートを選定する北海道実行委員会から提案された経路という。
市内での聖火リレーは6月15日午後3時前後に実施予定。10人程度のランナーが1人200メートル程度の区間を走って聖火をつなぐ。市はゴール付近で、市内の小学生20人程度がサポートランナーとして聖火ランナーと併走する場面を設定したい考え。スタートとゴール地点でもミニイベントの開催を検討している。市観光スポーツ部の小田賢一部長は「沿道を多くの人で埋めてもらい、リレーを盛り上げたい。千歳市民の記憶に残るものにしたい」と話す。
市は実施に向けて今月、聖火リレー千歳市関係機関連絡会議を開催し、関係者と協議。今後は市内小学校の児童を対象にサポートランナーを募集する。12月中旬に大会組織委員会がルートを決定した後、関係機関と細部を調整していく。
千歳市内では1964年9月にも、同年の東京オリンピックの聖火リレーが走った。この時は主に国道36号がルートとなっていた。
道内の聖火リレーは6月14、15両日にかけて行われる。15日は旭川市、厚真町、安平町などを経て、聖火が千歳入り。その後は稚内市を経て、札幌市が道内のゴールとなる概要が示されている。