支笏湖まつり実行委員会(福士國治委員長)は22日、42回目を迎える2020千歳・支笏湖氷濤まつり(来年1月24日~2月16日)の安全祈願祭を千歳市支笏湖温泉の第5駐車場特設会場で行った。役員や制作スタッフなど約40人が参加。厳寒の中で進める氷像制作の無事故を願った。
神職が祝詞を奏上。参加者が玉串をささげた。福士委員長は同日の小春日和に触れて「水を掛ける時期には寒気が訪れて、いい氷ができると思う。今冬も協力をお願いしたい」と述べた。
山口幸太郎千歳市長は「氷像が青い輝きを放つのは、制作者らによる24時間体制の管理のおかげ」とメッセージを寄せた。
屋外には氷像の骨組みを設置。「放水始め」の合図で、作業員が噴霧器で湖水を骨組みに掛けた。
実行委によると、会場に大小約30基の氷像を配置する。
今年は氷のシャンデリアを前年よりも増やしてつり下げる他、直径15メートルほどのすり鉢形に氷を作り、湖水で内側を満たす「支笏湖ブルーの池」を3年ぶりに展示する計画だ。
11月15日から、骨組みを作っている。昼夜を通して気温の下がる12月下旬から散水を始める予定。