地元産イタリア 野菜使用 期間限定 恵庭 レストランで新メニュー

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  • 2019年11月19日

 恵庭市黄金南のイタリア料理店、ピッツェリア・エ・トラットリア・チェルボでは、希少な道産のイタリア野菜「フリアリエッリ」を使用した期間限定メニュー「サルティンボッカ」を販売中だ。恵庭産の食材にこだわりながらも、本場ナポリの味を追求する同店のために地元農家が5年かけて栽培に成功した。

 フリアリエッリは葉物野菜で、イタリアのナポリ地方で日常的に食される日本の菜の花に似た食材。同店によると道内で栽培している農家は非常に珍しいという。

 同店は5年ほど前、フリアリエッリを使用した新メニューの検討を始めて複数のイタリア野菜を出荷している市内の有機栽培農園に打診していた。農園の生産者によると、地中海性気候のイタリアと恵庭では気候が異なるため、栽培時期や方法などを試行錯誤した。手探りで改良を何度も重ね、高品質なフリアリエッリを出荷できたという。

 サルティンボッカは、半月型に形成して焼いたピザ生地に、ニンニクとアンチョビを加えてソテーしたフリアリエッリ、恵庭産豚肉とハーブを使ったマリネ、チェダーチーズ、レタスを挟む。フリアリエッリの入荷が終わる来年1月ごろまで500円(税別)で限定販売する。

 同店の統括マネジャーを務める太田裕也さんは「イタリアと同様に地元食材を大切にしているので、恵庭産のフリアリエッリを調理できることは非常にうれしい」と強調。「ぜひ一度味わって」とPRする。

 営業はランチタイムが平日午前11時半~午後2時半(土日祝日は午前11時から開店)、ディナーが午後5時半~同9時。月曜と第2、3火曜定休。問い合わせは同店 電話0123(34)6301。

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