白老 ウポポイ広告付き年賀はがき大人気、5万枚製作も品薄に「予想以上の売れ行き」

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2019年11月13日

 胆振管内や札幌市内の郵便局が扱う民族共生象徴空間(ウポポイ)PR広告付き年賀はがきが飛ぶように売れている。白老町が日本郵便に依頼して5万枚製作したが、今月1日の販売開始からわずか10日余りですでに品薄状態に。町は「予想以上の売れ行きだ」と驚いている。

 2020年用のPR年賀はがき(インクジェット紙)には、国立アイヌ民族博物館や体験交流ホール、エントランス棟などウポポイを上空から見下ろしたイメージ図のほか、ロゴマークを印刷。来年4月24日開業のウポポイをアピールしている。

 価格は1枚58円とし、通常の年賀はがきより5円安く設定。白老町や苫小牧市など胆振管内4市4町と札幌市内の郵便局計85カ所で今月から販売を開始した。

 売り出して早々、PR年賀はがきを買い求める個人や企業・団体が相次ぎ、瞬く間に品薄に。郵便局によっては在庫が切れたり、1人当たりの販売枚数を制限したりと、関係者の予想を超える人気ぶりとなった。ある郵便局は「すぐに在庫が少なくなり、今は販売枚数に制限を掛けているところ。これほど売れるとは」と話す。

 早いスピードで品薄になった背景には、アイヌ民族を主題とした日本初の国立施設の誕生をPRし応援したいと、企業などがまとまった枚数で購入する動きが広がったこともある。町は「郵便局の中には品切れの所もあると聞く。年賀はがきの活用がウポポイの認知度向上につながれば」と言う。

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