白老町の萩野・北吉原地区文化祭が9、10両日、萩野公民館で開かれた。地域住民が制作した絵画や書といった作品展示のほか、バンド演奏などステージ発表もあり、来場者を楽しませた。
文化の秋にちなんだ恒例行事で、実行委員会が2001年から毎年開催し、今年で19回を数えた。
会場では、写真や手芸品、掛け軸の書、菊花、絵手紙など地域住民が手掛けた作品935点を展示。地域の介護老人保健施設の入所者が制作したパッチワークや水彩画、保育園児の塗り絵も並んだ。住民らの絵画作品も紹介され、白老の川に整備された砂防ダムの風景を描いた大型の油絵などが目を引いていた。
ステージではフラダンス、バンド演奏、ひょっとこ踊り、日本舞踊、詩吟、民謡などの発表も。萩野小学校の児童らが「東京五輪音頭2020」を披露したり、白翔中学校吹奏楽部がポップスなどの楽曲を奏でたりと、地域の小中学生も舞台で活躍した。会場には大勢の住民が訪れ、地域の手作り文化祭を楽しんだ。