白老町竹浦のはしもと珈琲館・陶芸ギャラリーで、江別市の陶芸作家・新林裕子さんの作陶展が開かれている。北海道の花や草木をモチーフにした絵付けの器200点が並んでいる。今月末まで。
新林さんは、江別市でアトリエ「なな窯土 裕陶房」を構え、地元の土を使って北海道の野に咲く花や草木を描いた器の制作に取り組んでいる。作陶展では、ミズバショウやヤマボウシ、カタクリ、ツユクサ、ナナカマドといった身近な植物を絵付けした皿やマグカップ、小鉢、花器などを展示、販売している。
サクラ(3月)やスミレ(4月)、エンレイソウ(5月)など各月を代表する草花を描いた「花暦・箸置き」や、ろうそく立て、線香立てなど陶器製の仏具もあり、来場者の目を引いている。
はしもと珈琲館の橋本紀子代表は「どれも暮らしの中で使いやすい器であり、とても上品な作風。多くの方に見ていただきたい」と話す。