沖縄県産の泡盛を味わう催し「第１６回琉球泡盛を楽しむ集い」（千歳泡盛同好会主催）が８日、ＡＮＡクラウンプラザホテル千歳で開かれた。訪れた人々は沖縄の地酒と料理を堪能。今年は火災で焼失した那覇市のシンボル、首里城の再建を後押しするため、会場で募金箱に善意を寄せた。

　 　県酒造組合の協賛を受け、酒造会社２３社の泡盛が勢ぞろい。約２５０人の出席者は水割りやロックなど好みの飲み方で味わい、ゴーヤチャンプルやソーキそばなどの沖縄料理に舌鼓を打った。三線（さんしん）を使った歌唱や伝統芸能エイサーがステージで披露され、盛大な拍手が送られた。

　 　１０月３１日に発生した首里城の火災を受け、会場には急きょ募金箱を設置。１３万８３０３円が集まり、同好会の温井崇文副会長が同組合の土屋信賢専務理事に善意を手渡した。土屋さんは「皆さまの温かな思いを必ずや再建に生かしたい」と謝辞を述べ、深々と一礼。このほか、市内の福祉向上へ、市社会福祉協議会にも益金から２万円を寄託した。