千歳の魅力アピール 道観光振興機構が売り込み インドネシアとシンガポール訪問

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  • 2019年11月8日
活発に情報提供と商談が繰り広げられた=インドネシア・メダン(提供)

  北海道観光振興機構の道央地域分科会はこのほど、インドネシアとシンガポールで観光プロモーションを繰り広げた。千歳市からは市と千歳青少年教育財団、バス事業者のウイングサービスの3団体から4人が現地へ赴き、千歳観光の魅力をアピールした。

   道央地域分科会は、経済成長が著しいASEAN諸国に着目。両国は個人旅行やインセンティブ(報奨)旅行の増加が見込まれる将来有望な市場と目され、本道を東京、大阪に次ぐ訪日時の目的地に―と売り込みを企画した。訪問団はワカサリゾート専務の若狭幸司氏を団長とする計21人。

   インドネシア第三の都市メダン市では、現地の旅行会社対象の商談会を兼ねて観光セミナーを開催。日系企業のインセンティブ旅行や個人客をターゲットにした誘客活動を行った。同国では26社と商談した。

   シンガポールでは、本道旅行で実績のある旅行会社に最新情報を提供し、意見交換し、20社と接触した。

   今回の訪問団は台風19号の影響で当初予定した10月14日の新千歳空港出発を16日とした。このため最初のマレーシアでの予定を取りやめ、インドネシアとシンガポールで短縮日程のプロモーションを展開した。

   プロモーションに参加した千歳市観光スポーツ部観光企画課の吉見章太郎課長は「メダンは初訪問ながらぜひツアーを企画したい―と興味を示す企業が相次いだ」という。

   具体的で活気に満ちたプロモーションで「早速12月の商品を考えた旅行会社があった」(吉見課長)。ホテルとバス、観光施設が一体で展開したアピールが奏功して、手応えありの様子だった。

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