白老町消防本部は5日、同町石山の国道36号線沿いで危険物運搬車両の路上検査を実施した。車両が適正な状態で運行しているかを苫小牧署と合同で確認した。
検査は、運行中に災害が発生すれば地域住民の生命や財産に大きな影響を及ぼすことから、タンクローリーなどによる重大事故の発生を未然に防止しようと、年末の輸送繁忙期を控えたこの時期に毎年行っている。
この日は職員が通行中の車両を誘導し、灯油やガソリンといった積載物の内容を記す書類、危険物取扱者の免許、数量や品名の表示項目などを中心に確認。タンクローリーの上部や左右を丁寧に見て回り、消火設備設置などについてもチェックした。
同本部予防課の高野基哉主査は「危険物運搬車両の事故は大変危険。運転者が火災などに巻き込まれる可能性も高いため、安全管理に努めてほしい」と話した。