白老町のハンドメード愛好家らでつくる「悠々布遊びクラブ」(新岡世子代表)の作品展が2、3の両日、町内本町の創造空間「蔵」で開かれた。
古い着物などをほどいた古布を活用して手作りしたバッグや財布などの味わい深い小物類、洋服など約150点が並んだ。新岡代表は「タンスに眠った着物の再利用を考え、手芸の技術を生かして作ってきた。毎回200人ほどの来場があり、理解の広がりを感じる」と話していた。
同クラブは2010年ごろ、新岡さんの友人と趣味の会として発足。会員は月3回開かれる教室に集まり、古布などを利用した小物や洋服づくりなどに取り組んでいる。作品展は15年から隔年で、この時期に開いている。
新岡さんらと手作りの小物類や手芸パーツなどを並べた苫小牧市柏木町の自営業、船木茂子さん(60)は「年を重ねても作ることや着ることを楽しむ皆さんに魅力を感じている」と話した。
40~80代の会員を講師とするワークショップでは、来年の干支(えと)のネズミにちなんだ縫いぐるみ作りも楽しんだ。