スマートフォン向けゲーム「Fate/Grand Order(フェイト・グランドオーダー)」(運営会社=ノーツ、アニプレックス、ディライトワークス)の期間限定ゲーム内イベントで、千歳が舞台として登場する。キャラクターたちが、特産のサケや実際の風物を紹介しており、ユーザーの話題を集めている。
ゲームは、科学と魔術が交錯する世界観の中にいる主人公=プレーヤーが、この世によみがえったアーサー王やジャンヌ・ダルクといった歴史上の英雄の霊「サーヴァント」とタッグを組んで敵と戦いを繰り広げるロールプレイング型。2015年から配信され、日本国内累計でユーザーのダウンロード数が1700万を超える人気作品となっている。
舞台を千歳にした展開は、18年に運営した内容を一部遊びやすく再調整した復刻版に取り入れられた。本来のストーリーとは別に、25日の午後0時59分までの「期間限定イベント」として提供されている。
実際にあった「旧千歳鉱山」を舞台に物語が進展する設定。ゲームの途中には、千歳にまつわる事柄を紹介する短いアニメーションも流れる仕掛けが施され、映像内でキャラクターたちが「ヒメマス! 千歳駒そば! 鮭」「樽前山、風不死岳、恵庭岳」といったせりふを発する。
今回のイベント版シナリオを担当したライターは、千歳を題材にした理由について「山や湖などの雄大な自然を有し、かつて金が採掘された鉱山があり、そして穏やかな日々を過ごす人々の住まう町」を舞台にしようと考えていたという。道内各地を調べた際に「以前、千歳を訪れたときのことを思い出してぴったりだと確信し、決めさせてもらった」と説明する。
ゲームのダウンロードは無料だが、ゲーム内で使用するアイテムは有料の物もある。