千歳市と千歳航空協会(会長・山口幸太郎市長)は21日、千歳で初の飛行機着陸日から93周年を記念する献花式を市内柏台南の空港公園で行った。官民の地元空港関係者ら43人が集まり、空港の礎を築いた先人に感謝の思いを込め、花を供えた。
当時の千歳村に小樽新聞社機「北海」1号機が降り立ったのは1926年10月22日。空都として発展する端緒となった同日にちなみ、市は記念行事を毎年催している。
山口市長はあいさつで来年から始まる運営権の民間委託について「新千歳空港は民間の旺盛な経営努力で拡大することに間違いない」と期待を寄せ、「北海道の財産として新千歳の発展を願いたい」と語った。
出席者は滑走路を造成した人々をたたえる「村民顕彰の碑」の前で献花台に花をささげた。