白老町立図書館は、戦争と平和をテーマにした絵本や写真集などの書籍コーナーを設け、利用を呼び掛けている。
「平和について考える資料展」と題した企画。同町が2004年10月に行った「平和のまち宣言」にちなみ、毎年10月に資料展を実施している。
コーナーには戦争・平和の関連書籍約100冊を展示。広島への原爆投下を題材にした漫画「はだしのゲン」(中沢啓治作)、東京大空襲をテーマにした絵本「焼けあとのちかい」(文・半藤一利、絵・塚本やすし)、戦時中の子どもたちの暮らしを描いた絵本「タケノコごはん」(文・大島渚、絵・伊藤秀男)といった児童書関連や、多くの命を奪った空襲を今に伝える写真集も並んでいる。
資料展は27日まで。同図書館は「平和の大切さを改めて考える機会になれば」としている。