厚真高校(南原賢二校長)は9日、学校をスタート・ゴール地点にした全校強歩大会を開いた。生徒54人が20キロの長距離に挑んだ。
それぞれのペースで20キロの完歩を目指すことを通じて、強い体と忍耐力をつくり、ゴール後の達成感を味わってもらおうと行っている同校ならではの恒例行事。昨年は9月に発生した胆振東部地震の影響で中止となっていた。
生徒たちは午前9時10分、ピストルの合図で学校前を一斉にスタート。スポーツセンター前、厚真大橋、上野地区の農道などを通って戻って来る行程を、各自ペース配分しながら歩を進めた。途中息が切れてつらい表情を見せる生徒もいたが、最後まで力を振り絞り、ゴール後には充実感に満ちた表情を見せていた。
2年生の中谷公紀君(17)は「精神的につらかったが、ゴールした時の達成感はすごくある。『自分は頑張った』という気分になった」と話していた。