食肉加工、販売業の北海道千歳ハム(千歳市)は6日、第10回創業感謝祭を市内上長都の本社敷地内で開催した。日頃の感謝を込めて、ソーセージやベーコンなどを特別価格で販売。目玉の和牛ステーキの出店には買い求める客で長蛇の列ができた。
10月1日の創業日にちなみ毎年10月第1日曜に催している。昨年は台風の影響で縮小開催し、今年は2年ぶりに協力企業を交えたフル展開の開催。晴天に恵まれ、過去最多の約7000人(主催者発表)が足を運んだ。
和牛ステーキは0度ほどの低温でうま味成分を増やした氷温熟成製法。口の中で脂のとろける霜降りの国産牛を1人前(約200グラム)1000円で売り出し、用意した500食が完売した。
直売所ではベーコンブロックや焼き豚切り落としなどを1グラム1円で出品。お楽しみ袋も中身を通常より1品増やし、人気を集めた。他にも市内の食品会社や飲食店がブースを構えた。
屋外の飲食スペースでは訪れた人々がさまざまな種類の肉製品を頬張った。北広島市から夫婦で来た会社員の西村昌行さん(50)は「お目当ての氷温熟成ステーキを食べられた。とても軟らかくて脂が乗っていておいしい」と満喫していた。
特価販売の肉製品を買い求める入場者