田んぼのオーナー事業 「稲刈り体験会」  過去最高の95区画、遠くは千葉県からも

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  • 2019年10月8日
稲刈りをする田んぼのオーナーたち

  厚真町の農家のアドバイスを受けながら、米づくりを体験する田んぼのオーナー事業の「稲刈り体験会」が6日、町内幌内の高橋農園で行われた。道内をはじめ、遠くは千葉県から合わせた約260人が参加し、稲穂を鎌で丁寧に刈り取る作業を行った。

   田んぼのオーナーは、厚真町観光協会が主催する体験型の事業。1区画(1アール)2万5000円でオーナーになり、田植えから収穫まで一連の米作りを体験できる。今年度は75件95区画分の申し込みがあり、過去最高を大幅に更新。本州からの応募もあったほか、プロ野球・北海道日本ハムファイターズによる被災地復興支援事業「ふぁい田!ATSUMAプロジェクト」との協働で、例年よりも大幅な増加に転じたという。

   稲刈りでは青空が広がる中、水を含んだ田んぼに長靴で入った参加者たちが鎌を振るって黄金色に実った「ななつぼし」を収穫。リピーターも多く、手際よく刈り取っていった。収穫した米は11月ごろにオーナーに手渡されるという。

   また、この日は同協会主催の食のイベント「あつマルシェ」も開催され、稲刈り後に会場を訪れて旬の食材を堪能したり、足踏み式脱穀機で脱穀作業を体験する人もいた。

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