千歳市幌加に広がる畑作地「パレットの丘」で満開のヒマワリが見頃を迎えている。この地の秋の風物詩を一目見ようと、地元や札幌から連日大勢の行楽客が訪れている。
地元農家の今忍さん(38)は8月上旬に小麦を刈り取った16ヘクタールの畑に畑緑肥用ヒマワリの種をまいた。背丈は60センチほどに育って9月下旬から黄色い花が咲き始めた。
秋の日を浴びて輝く畑は、さながら「黄色い海原」。行楽客は美しい景色に見入り、スマートフォンで撮影している。
家族で立ち寄っていた札幌市厚別区の渡辺真人さん(76)は妻洋子さん(71)を伴い訪れた。渡辺さんは「素晴らしい。子供たちにも見せてあげたい」と話した。
今さんは「見頃は今月中旬まで」と言い、咲き終えた後は土にすき込むという。