厚真中央小学校の5年生児童たちは26日、道内有数のサーフスポットとして知られる町内の浜厚真海浜公園を訪れ、自然学習を行った。町スポーツ推進委員の丸山聡史さん(46)が講師となり、サーフィンや地元の海の魅力などを伝えた。
地域のことについて知ってもらう取り組みの一環として同校の舛田暁史教諭(30)が丸山さんに講師を依頼。丸山さんは「今は世界からサーフィンをするために厚真に来る人がいる」と話して児童たちを驚かせたほか、息子の陽凪君(10)と共に海でデモンストレーションを披露して競技の魅力をアピールした。
この後、児童たちもはだしになって海に入り、水遊びをするなど厚真の海を満喫。競技用のボードに乗る体験をした児童もおり、「波に乗れたら格好いいだろうな」と目を輝かせていた。高橋凛久君(10)は「(サーフィンは)ちょっと怖そうだけれど、見ていて楽しそうだった。波が大きく感じてびっくりした。また来てみたい」と喜んでいたようだった。
丸山さんは「子どもたちが喜んでくれてよかった。授業の中でサーフィンを取り入れたのは道内ではおそらく初めて。夢のような話だ」と振り返り、「補助のボランティアなどの問題はあるが、みんなの力を借りて体験のようなことができれば」と今後の波及に期待。同校の舛田教諭も「子どもたちが改めて、地元の海について知ることができたのはよかった。今後にいい形でつなげていければ」と話していた。