苫小牧署は1日、安平町早来で青少年の居場所づくりとして農業収穫体験と仮設住宅の居住者向けに防犯啓発活動を合わせて行った。
農業体験には、署員と苫小牧のNPO法人子ども総合支援ネットワークの子どもたち、安平町のご当地キャラクター「アビレンジャー」が参加。道警友会苫小牧支部の佐藤守さん(73)が管理する東早来の畑で農作業を体験し、ジャガイモなどを掘り起こした。
この後、早来の仮設住宅16世帯を訪問し、収穫した野菜を届けたほか、特殊詐欺被害や窃盗など犯罪防止について書かれたパンフレットやステッカーを配布して注意を呼び掛けた。
同署生活安全課の武部宏樹課長は「子どもたちには健全に育ってもらいたいし、この1年、苦労しながら生活している人たちが犯罪被害に遭わないでほしい」と話していた。