阪神 交流戦に強い才木

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  • 2025年6月4日
6回、日本ハムのレイエスを内野ゴロに打ち取り、雄たけびを上げる阪神先発の才木=3日、エスコンF

 両リーグの首位同士がぶつかった初戦。阪神の才木が日本ハム打線を封じ込んだ。8回4安打無失点で今季5勝目。「いい緊張感のある試合だった。よく粘れた」とうなずいた。

 完璧な立ち上がりだった。早打ちしてくる相手に四回まで走者を許さず、わずか31球で料理。力強い直球と変化球を操って的を絞らせなかった。

 ピンチでは強気に攻めた。五回1死満塁を切り抜けると、八回には2死一、二塁で打席に清宮幸。150キロ前後の直球を投げ込んでフルカウントとし、直球で空振り三振に仕留めた。「最後はきょうのベストボール」。敵地に詰め掛けた阪神ファンの割れんばかりの大歓声を浴びながら、マウンドを後にした。

 直近2年の交流戦は、6試合に登板して無傷の5勝。計45イニングを投げてわずか1失点と、ほぼ完璧に抑えていた。普段対戦することのない打者を相手にし、「そっちの方が自分らしく攻められる」と語る。

 六回に大山の先制ソロが飛び出し、交流戦の初戦を僅差で制した。才木は「いいスタートが切れた。ここから乗っていきたい」と誓った。

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