苫小牧市出身のプロキックボクサー林修斗選手(23)が14日、札幌市の真駒内セキスイハイムアイスアリーナで行われる国内最大級の総合格闘技大会「RIZIN LANDMARK 11 in SAPPORO」に初めて出場する。キックボクシングルール52・5キロのオープニングファイトに登場。夢だった大舞台で「勝って有名になりたい」と力強く意気込みを語った。
6歳から極真会館苫小牧道場で空手を始め、国際大会で優勝の経験がある林は現在、札幌在住。体が小さいことから高校3年時、体重の階級があるキックボクシングを始めた。アマチュアとして15戦10勝の戦績で昨年5月、プロテストに合格し、7月に栃木県で行われたプロデビュー戦をKO勝利で飾った。プロ通算成績は4戦2勝2KO。
RIZINデビューは晴天のへきれきで決まった。「突然、出場を求める連絡がきた」と驚きを隠せない様子。本道でのビックマッチに「中学から見ていて憧れの舞台。素直にうれしい」と喜びを語る。家族は喜び、空手仲間の反響もひっきりなしに寄せられ、「多くの人に応援してもらっている」と実感しつつ、声援を背に戦いに挑む。
対戦相手は室蘭出身の西島恭平。過去に空手の大会で対戦経験があり、敗れた。同じキックボクサーとして経験を重ねる相手を研究し、「対策はできている」とリベンジに燃える。
札幌のジム「GRABS Kickboxing Studio」に所属して技を磨き、地力を蓄えてきた。将来は「苫小牧にキックボクシングジムをつくってみたい」と将来展望も語った。
全19試合を行う今大会。林が出場するオープニングファイトは午後0時半にゴングが鳴る。