イスラエルによるイランの核関連施設への攻撃を受け、広島県原爆被害者団体協議会(県被団協)の箕牧智之理事長(83)は13日、「いよいよ核戦争に迫っているのではないかと感じるような状態。第3次世界大戦になるかもしれないぐらいの危機だ」と語った。記者団の取材に応じた。
箕牧さんは「戦争は国家が起こして犠牲になるのは国民だ」と述べ、「『もうやめなさい』と言いたい」と強調。8月6日に開催される平和記念式典が静かに行われることを願い、「戦争のない地球にしてほしい」と力を込めた。
広島県の湯崎英彦知事も県庁で記者団の取材に応じ、ロシアのウクライナ侵攻などに続く今回の事態を受け、「むき出しの暴力で物事を解決しようという動きがある。そういうすう勢が許容される風潮があるのは非常に憂慮されることだ」と述べた。