アイスホッケーアジアリーグのレッドイーグルス北海道は13日、苫小牧市のネピアアイスアリーナで食トレセミナーを開いた。食アスリート協会理事でJSPO公認スポーツ栄養士の馬渕恵さんが、トップアスリートに向けた食とコンディションに関する基礎知識を伝えた。
馬渕さんは食事のトレーニングが回復力、集中力、精神の安定の基となり、パフォーマンスや体づくりの土台であることを強調。「心をつかさどる脳も食べ物からできている。アスリートとして食と栄養にこだわらなければ、長いシーズンを戦いきれない」と必要性を説明した。中でも燃焼力、かむ力、胃腸力を兼ね備えたタンパク源にもなる米が重要―とし、各選手はそれぞれに必要な1日当たりの、ご飯の量を計算した。
また、エネルギーの消費が最も多い臓器である脳に関して、不足すると集中力ダウンやメンタルの安定を図りにくくなることから「しっかりエネルギーを運んでパフォーマンスを安定させよう」と呼び掛けた。
選手たちは、真剣な表情で話を聞きながら、受けたアドバイスをノートに書き込み、パフォーマンスアップに向けた食トレの実践のための知識を深めた。チームは今季、同協会とパートナー契約を結び、1年間各選手の食に関するサポートを受けていく。