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  • 2025年6月17日

 兵庫県西宮市の自宅でロール式網戸のひもが首に絡まって死亡した女児=当時(6)=の遺族が、取り付けたリフォーム業者の土屋ホームトピア(札幌市)などに損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(岡正晶裁判長)は同社側の上告を退ける決定をした。12日付。同社などに計約5800万円の賠償を命じた二審大阪高裁判決が確定した。

 製造元のYKKAP(東京都千代田区)は上告せず賠償命令が確定。リフォーム業者だけが上告していた。

 一、二審判決によると、事故は2019年11月、両親の外出中に発生した。遺族は製品に欠陥があり、リフォーム業者も危険性を説明しなかったなどとして、両社に計約8000万円の損害賠償を求めて提訴した。

 一審大阪地裁は請求を退けたが、二審は24年3月、製品に十分な警告などがされていたとは認められないとして、YKKAPの責任を認定。リフォーム業者にも注意義務違反があったとして賠償を命じた。

 国士舘大男子柔道部の複数の部員が大麻を使用した疑いが強まったとして、警視庁町田署は16日、麻薬取締法違反の疑いで、東京都町田市内の寮を家宅捜索した。捜査関係者への取材で分かった。

 捜索したのは柔道部員らが生活する町田キャンパス内の「鶴川寮」。国士舘大によると、13日に「部員が大麻を使っている」という趣旨の情報提供があり、14日に町田署に相談した。同署は部員ら関係者に事情を聴き、経緯を調べる。

 同大は14日付で男子柔道部を活動停止とし、対策本部を設置して事実関係の確認を進めるという。広報担当者は「事実であれば大変遺憾。警察の捜査に全面的に協力し、厳正に対処する」とコメントした。

 同大男子柔道部は、ロサンゼルスとソウルの五輪連覇を果たした故・斉藤仁さんや、アテネ五輪金メダリストの鈴木桂治・柔道男子日本代表監督らを輩出した名門。

 大阪府警警備1課は16日、大阪・関西万博の警備に従事していた機動隊員が拳銃を誤発射したと発表した。場所は会場敷地外の車両内で、けが人はいないという。

 同課によると、15日午後7時ごろ、大阪市此花区夢洲中の万博会場近くに停車中の警察車両内で、機動隊所属の男性巡査長(28)が拳銃を取り外す際、誤って実弾1発を発射した。弾は車両の床にめり込んだとみられる。

 巡査長は休憩に入るタイミングで、拳銃を外して保管用のケースに収納する前の安全確認中だったという。

 茨城県坂東市発注の下水道工事を巡り、業者に便宜を図った見返りに現金や中古車などを受け取ったとして、県警捜査2課は16日、収賄の疑いで同市職員、戸高千利容疑者(52)=同市中里=を逮捕した。認否は明らかにしていない。贈賄の疑いで、同市内の水道工事業者の男性取締役(69)と、その長男の社長(45)からも任意で事情を聴いている。

 同容疑者の逮捕容疑は、同市下水道課工務係主査だった2023年6月~24年12月ごろ、市発注の下水道工事の随意契約十数件に関し、競合他社や設計金額などを漏らした見返りに、現金3万円や中古の軽自動車、温水洗浄便座など計約27万円相当を受け取った疑い。

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