小樽に本拠を置く空手の小松道場に所属する小中学生3人が16日、苫小牧市役所を表敬訪問した。それぞれが全道大会で好成績を収めて全国大会出場を決めており、金澤俊市長に抱負を語った。
苫小牧関係の同道場生は第45回北海道少年少女空手道錬成大会男子小学6年個人形準優勝となり全国への切符を手にした田邊翔(澄川小6年)、第30回全道中学生空手道選手権大会兼第33回全国中学生空手道選手権大会北海道予選会の女子団体組手で優勝、同形は準優勝を飾り、全国大会出場を決めた塩野谷麗花(緑陵中1年)と鈴木華(啓明中1年)。
田邊は25人が出場した個人形で準優勝。8人に絞られた順位決定戦では「肩に力が入ってしまった」と修正点を挙げ、全国大会では「メダルに絡めるように頑張りたい」と意気込んだ。
女子団体に出場した塩野谷、鈴木は小学生時代から団体戦でチームを組む。塩野谷は「先生のアドバイスを聞きながらさらに技術を高めたい」と闘志を燃やす。鈴木は「形はもっとそろった演武をできるように練習していき、組手は精度を高めて全国で1勝できるようにしたい」と先を見据えた。
金澤市長は「練習を積んで全国大会ではいい成績を残してほしい、応援しています」とエールを送った。 田邊は8月に東京都で行われる第25回全日本少年少女空手道選手権大会に出場。塩野谷、鈴木は同月に長野県で開幕する第33回全国中学生空手道選手権大会に照準を合わせて稽古を重ねる。