千歳市の写真家松本雄作さん（39）の写真展「AOIMONO（青いもの）」が29日まで、同市支笏湖温泉のリゾートホテル休暇村支笏湖で開かれている。2023年に京都から同市に移住し、支笏湖ブルーの「青」を中心に支笏洞爺国立公園内で撮りためた35点を展示。好天時はホテル前の園地にも並べる。

　福岡県出身の松本さんは中学時代にカメラを始め、主に風景写真を撮ってきた。昨年は4200点余りの応募があった第7回北海道撮影ポイントランキングで、年間準グランプリにも輝いた。足しげく支笏湖に通う松本さんの写真に感動した同ホテルが作品展を打診し、実現した。

　春先に見られ、湖面に周囲の風景が上下対称に映り込む「鏡面現象」を薄明かりの中で切り取った1枚や、紅葉と初雪のコントラストが印象的な作品など、四季折々の支笏湖の表情が味わえる。ホテルの2階広間が会場だが、屋外に展示する際は「自然に溶け込むような感覚を体感してほしい」と話す。

　入場無料。展示時間は午前8時～午後4時。期間中の土曜日には松本さんも会場を訪れ、午後3時から写真教室（要予約）、午後4時から外を歩きながら撮影するフォトウオーク（同）を開催。28日午後2時からは、トークライブも行う。

　同ホテルでは開催中の土日限定で午前11時～午後1時半にランチ営業を行う。8月末まで解禁中の支笏湖チップ（ヒメマス）のフライを使ったカレーライスなどを販売する。

　申し込み、問い合わせは同ホテル　電話0123（25）2201。