日本新聞協会は18日、定時会員総会・理事会を開き、任期満了を迎えた中村史郎会長(62)=朝日新聞社会長=を再任した。3人の副会長も長谷部剛=日本経済新聞社社長、小坂壮太郎=信濃毎日新聞社社長、大島宇一郎=中日新聞社社長=各氏が再任された。
東京都内で記者会見した中村会長は、インターネットやSNSについて、真偽不明の情報やフェイクニュースが飛び交う危うさがあると指摘し、「報道機関が提供するコンテンツとの違いを社会に理解してもらうことが重要だ」と述べた。
同協会は12日、「インターネットと選挙報道をめぐる声明」を公表。X(旧ツイッター)で、各社によるネット情報の検証記事を紹介している。
天皇、皇后両陛下は19日午前、戦後80年に当たり、原爆犠牲者の慰霊などのため、羽田空港発の特別機で広島県入りされる。両陛下の同県訪問は即位後初めて。
両陛下は同日午後、広島市の平和記念公園を訪れ、原爆死没者慰霊碑に供花する。2022年に開館した被爆遺構展示館に続き、広島平和記念資料館も訪れ、被爆者らとの懇談に臨む。
20日午前には、14年の土砂災害で大きな被害を受けた同市安佐南区八木地区を訪れ、砂防施設を視察後、23年に開館した市豪雨災害伝承館で被災者らと懇談。午後に原爆養護ホーム「矢野おりづる園」を訪れ入所者らと面会し、夜に帰京する。
理化学研究所は18日、現在運用中のスーパーコンピューター「富岳」(神戸市)の後継機「富岳NEXT」(仮称)について、全体のシステム構成や中央演算装置(CPU)などの基本設計業務を富士通が担当することに決まったと発表した。
富士通は現在の富岳や先代の「京(けい)」も理研と共同開発しており、これまでに培った知見を生かす。
理研は1月、2030年ごろの運用開始に向けて後継機開発に着手。世界最高水準の人工知能(AI)性能を実現し、AIとの融合で総合的な計算速度を富岳の数十倍に高めることを目標としている。
認知症の80代女性2人に性的暴行を加えたとして、大阪府警捜査1課は18日、不同意性交等容疑で、同府高槻市川西町の介護職員、山下慎一容疑者(54)を逮捕した。「認知症を軽減させるため介護の一環として性的な行為をしたが、性交まではしていない」などと容疑を否認しているという。
逮捕容疑は5月19日午前2時40分ごろと午前4時15分ごろ、勤務する府内のグループホームに入居する80代の女性2人に対し、それぞれ性的暴行を加えた疑い。
同課によると、今月、山下容疑者が別の職員に「(被害者の)女性が男性入居者からいたずらされているのでは」という趣旨の話をした。職員が防犯カメラを確認したところ、山下容疑者が女性2人を暴行する様子が映っていた。男性入居者による行為は確認されなかったという。
山下容疑者は1月から同施設で勤務し、被害女性2人を担当していた。事件当日は夜勤中だったといい、同課は詳しい経緯を調べている。