安平町のJR追分駅で、同駅の開駅130周年を記念した写真展が開かれている。同駅が誕生した明治時代からまちににぎわいがあった1980年代まで、さらに現在と比較しながら振り返る内容になっている。
写真展は1日にスタート。町やJRで保存していた100枚以上の中から、厳選して約50枚を展示した。80年の駅舎の改修前とその後、待合室にあった売店「キヨスク」、特急用ディーゼル気動車「キハ183系」、駅前で開かれていた「メロンまつり」などかつての様子をパネルにして掲示。開業から現在に至るまでの沿革を紹介している。
同駅は1892(明治25)年、岩見沢・夕張と室蘭方面を結ぶ北海道炭鉱鉄道の駅として開業。1906(同39)年の鉄道国有法による国有化を経て、80(昭和55)年に現駅舎が建ち、翌年石勝線が開通している。
写真展は10月16日まで。途中で入れ替えし、より多くの写真を公開する考え。同駅の小倉栄助役は「もともと追分は鉄道の町で、開業した当時はこれだけにぎやかだったということを感じてもらえるのでは。これから里帰りした人たちにも当時を思い返してもらえたら」と話す。見学は無料。
また追分駅・新夕張駅の開駅130周年を記念したフラッグも掲出している。