厚真町内最大規模の伝統行事「第50回あつま田舎まつり」(町田舎まつり運営実行委員会主催)が30、31両日、表町公園で開かれる。新型コロナウイルス感染症の流行で2年連続で中止した町の一大イベントが復活。また3年前は表町公園が胆振東部地震の影響で仮設住宅が建って使用できなかったため、同公園では4年ぶりの開催となる。
今年は踊りながら市街地を練り歩く田舎まつり音頭パレードは中止にするが、ジンギスカン料理を炭火で味わう名物「草原焼き」やビールや焼き鳥、海鮮焼き、豚丼、ハスカップメニューなどを用意した模擬店を用意。ステージイベントや打ち上げ花火で会場を盛り上げる。
初日は午後1時に開会式を行った後、陸上自衛隊第7音楽隊の演奏を皮切りにステージイベントをスタート。町内の団体による踊りや演奏、厚真郷芸保存会の太鼓演奏、地元シンガー・ソングライター小寺聖夏さんによるライブを繰り広げる。このほか同5時35分から大抽選会、同8時から約1200発の打ち上げ花火を予定している。
2日目は午前9時の幌内神楽で始まり、日向ひょっとこ踊り北海道愛好会苫小牧、和太鼓ZINKA、町民吹奏楽団が出演。仮面ライダーリバイスのキャラクターショー(午前10時30分~、午後0時30分~)があるほか、午後1時から歌手の鳥羽一郎さんら5人の歌謡ショーがあり、同3時に全プログラムを終了する。
今回は感染症対策として入り口を1カ所、出口を2カ所に設定。入場の際は検温や手指消毒、受け付けシートの記載を呼び掛ける。同実行委は「ウィズコロナでできる新しいスタイルで楽しんでもらえたら」と話している。