むかわ町の鵡川中学校3年の田畑妃毬さん（15）が、今月14日に室蘭市内のむろらん広域センタービルで開催された2022年度「少年の主張」胆振地区大会で最優秀賞に輝いた。22日に町産業会館で、主催する胆振総合振興局の関係者から賞状などを贈呈され、「まさか最優秀賞を頂けると思っていなかった。びっくりしています」と驚きの入り交じった表情で喜んだ。

　胆振地区大会には、管内各市町で代表に選ばれた11人が出場。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、事前に録画したビデオを上映する形式で、管内の校長会、青少年育成運動推進指導員会、北海道教育庁胆振教育局教育支援課の関係者が審査を行った。

　最優秀賞の田畑さんが発表のテーマにしたのは「力の源」。現在打ち込んでいるスピードスケートの練習や大会において、「自分の力だけではここまで来られなかった」と言い、身近で支えてくれている人や仲間への感謝の気持ちなどをありのままに表現した。特に昨季は出場を決めていた全国大会をけがで辞退する悔しさも味わい、「心が折れかけていた中で頑張れたのはみんながいたから。周りの応援や支えがあったから」と作文を読み返して改めて感じたという。

　田畑さんは胆振地区の代表として、8月にビデオ審査で行われる全道大会に推薦されることになっており、「私が普段感じていることが皆さんに伝われば」と思いを語る。