白老町本町のしらおい創造空間「蔵」で24日、チェロと蛇腹楽器バンドネオン、ピアノによるトリオユニット「tri toridori(トリ・とりどり)」のコンサートが開かれ、町民ら約30人が流れるようなプロの演奏に聴き入った。
NPO法人しらおい創造空間「蔵」かのんの会主催。東京を拠点に活動しているチェロ奏者の白佐武史さん(39)、バンドネオン奏者の鈴木崇朗さん(36)、ジャズピアニストの角脇真さん(42)の3人が出演。それぞれの自作オリジナル曲やジャズ、タンゴなどの名曲14曲を披露した。
3人は21日の函館市を初日とした道内ツアー中で、白老は4日目。最終日は25日に札幌市で迎える。
母親、次男と3人で訪れた町虎杖浜の主婦、小松舞子さん(46)は「どれも親しみのある楽器ですが、組み合わせて聴いたのは初めて。重なる音色の素晴らしさに圧倒されました」と感激していた。