白老町緑丘の町民温水プールは7月から、幼児、児童用プールの利用促進のため、遊具を増設した。壁に好きな水族館の生き物の絵を貼るコーナーや、ビーチボールを投げ入れるバスケットゴールを用意。津谷敬太館長は「町民プールに興味を持つきっかけになれば」と期待する。
絵を貼るコーナーは、「じぶんですいぞくかんをつくろう」をコンセプトに、幼児用プール近くの壁に水槽に見立てた高さ190センチ、幅360センチほどのスペースを設置。ペンギン、クマノミ、ウニ、エイといった数十種類のラミネート加工された絵を、水にぬらして貼り付けることができる。
バスケットゴールは児童用プールのそばに2基取り付けた他、磁石式の魚釣りセットなどの小道具も用意して充実させた。
津谷館長によると、新型コロナウイルスの影響で特に幼児、児童のプール利用者が激減。コロナ前の10分の1程度に落ち込む月もあったという。
例年、これからの時期がプール利用の最盛期。幼児用プール周辺での写真撮影も可能にし、津谷館長は「家族の夏の思い出づくりに施設を利用してもらえたら」と呼び掛ける。
プール利用に関する問い合わせは白老町民温水プール 電話0144(82)5813。