厚真地区伝統文化いけばな親子教室(上田敦子代表)が9日、厚真町青少年センターで始まった。町内と近郊の未就学児と小学生、保護者を合わせた20人が生け花を体験し、生け方の基本を学んだ。
文化庁伝統文化親子教室の採択事業。12月17日までの計8回、小原流苫小牧支部の会員が講師を務め、花を生ける方法や楽しさを教える。11月2日には町の文化祭への出展も予定している。
町内をはじめ近郊で募集を行ったところ、安平町からの5人を含む17人の子どもから申し込みがあった。初回の教室では、ヒマワリとカーネーション、ナルコユリを使った生け花に挑戦。子どもたちは講師のアドバイスを受けながら、保護者と協力して花の高さや角度などを確認し、それぞれ個性にあふれたスタイルで花を生けた。初めて参加した厚真町内在住の杉村匠ちゃん(4)は「上手にできて楽しかった」と喜んでいた。
上田代表は「当初の定員より多い申し込みがあったが、親子教室ということで一緒にやってくれたのがよかった。小さい子どもが多いので、植物に触れるというところを意識して続けていきたい」と話していた。