厚真町の厚南中学校(石崎和昌校長)は8日、同校グラウンドなどでスポーツフェスティバル(体育大会)を開いた。途中、雨で中断や会場の変更を余儀なくされたが、積み重ねた練習の成果とチームワークを存分に発揮した。
午前中は、時折雨に見舞われながら競技を進行した。全員参加の100メートル走をはじめ、選択の長距離走、砲丸投げ、走り幅跳びなど個人種目を一通り終えたところで雨脚が強くなり、中断をはさんで長縄跳びを急きょ体育館で実施。グラウンドに日差しが戻った午後は、全校生徒が2チームに分かれ、ペアで棒を持って走る「台風の目」や全員リレーを行い、団体戦ならではのチームワークを披露した。
全日程を終え、石崎校長は「競技なので勝敗はついてしまうが、一人ひとりのプレーに対する真剣さや応援する姿勢はとてもよかった」と講評。男子1500メートルで歴代の校内記録を更新した3年の真野薫さん(14)は「陸上部なので(得意の種目で)記録を残したかった。後輩の今後のさらなる意欲につながればと思うし、(来年以降)この記録を抜いてほしい」と満足そうに話していた。