白老町のNPO法人ウテカンパ(田村直美代表)は1日、白老町社台の社台生活館で介護予防教室「社台サロン」を開設した。町からの委託事業で、今後定期的に開き、高齢者の健康づくりに役立つプログラムを実施していく。
サロンは毎月第1金曜日の午前10時から1時間半ほど開設し、体力測定、介護予防運動、健康相談などを行う。町在住の65歳以上を対象とし、予約は不要。
初回は、地域住民のコミュニティナース「町のよりそいナースらっこ」として町民の健康づくりを支援する苫小牧市在住の川田幸香さん(37)、白老町出身で札幌市在住の須貝夢乃さん(26)が、参加した同地区在住の80代女性に握力などの測定をしたほか、体調管理に関する相談に応じた。
ウテカンパの田村代表(50)は「介護予防では、運動や体調管理だけでなく、楽しく人と関わることが大切。話し合いの中で、参加者が得意なことややりたいことを持ち寄り、サロンの方向性を決めていきたい」と話していた。
また、認知症の予防や症状について当事者や家族、支援者らと学ぶ「社台カフェ」も15日以降、毎月第3金曜日午前10時~正午、町社台のカフェ「ミナパチセ」で開設される。こちらも予約せずに参加できる。