むかわ町と鵡川高校、札幌大学による交流会が1日、鵡川高で開かれた。高校生と大学生が顔を合わせ、同高校で取り組んでいる地域課題解決型の探究学習「むかわ学」について、学びを深めるために意見交換をした。
三者による地域・高校・大学連携事業。町、鵡川高、札大は3月に地域創生に向けた包括連携協定を結んでおり、高校の魅力化や地域が求める人材の育成を進めるとともに、相互協力によってそれぞれの課題を解決していく。
今回は初顔合わせで、同高校の3年生8人、札大の学生10人、両校の教員計15人、町職員など7人が参加した。
高校生と大学生はまず、ペアになってお互いについて知り、他己紹介し合った。この後、高校生が「むかわ学」を進めるために設定した「イベント開催」「商品開発」「農業」という三つの学習テーマでグループに分かれ、議論を深めた。
「イベント開催」のグループの一員で、9月にコスプレイベントの開催を目指している鵡川高3年の大橋美優さん(17)は、「外部の人の声を聞くことで、改めて足りない部分や目標を確認することができた。細かいところを詰めて、まずは実現できるように頑張りたい」と思いを新たにした様子。地方創生を専攻する札大4年の鈴木輝さん(21)は「高校生に気付きを与えるのが僕たちの役目。コスプレに関わりのない人たちにもコスプレを体験させるような仕掛けがあってもいいのでは」と話していた。