「精進していきたい」 元消防団の木本さん斉藤さんに叙勲伝達  厚真

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2022年6月25日

 2022年春の叙勲で瑞宝単光章(消防功労)を受章した元胆振東部消防組合厚真消防団副団長の木本年幸さん(65)と、高齢者叙勲で瑞宝単光章(消防功労)を受けた元同消防団分団長の斉藤泉さん(88)の伝達式が23日、町長室で行われた。宮坂尚市朗町長から勲記、勲章が手渡され、「これからも精進していきたい」と思いを語った。

 木本さんは、1980年同消防団に入団。部長、副分団長、分団長を経て16年に副団長となり、その2年後に胆振東部地震を経験し、現地で指揮に当たった。一方の斉藤さんは、58年に当時の厚真村消防団に入団し、同組合設立後は部長、副分団長を務め、98年から分団長となった。

 いずれも40年以上にわたり、地域の防災に尽力し、消防団の発展、消防体制の確立に大きく貢献しての受章となった。木本さんは「大変光栄に思っている。私一人の力ではなく、皆さんの協力、家族の支えがあってこそ」と感謝の言葉を口にする。斉藤さんは「私たち(消防団)のために努力してくれた皆さんに感謝したい」と話した。

 宮坂町長は「予防活動を含め、日常の活動を徹底してきたからこそ、大きな火災などが厚真町で少なくなったと思う。大変立派なこと」と賛辞を贈り、「今後も現役を励ます機会をつくってほしい」と激励した。

こんな記事も読まれています

ニュースカレンダー

紙面ビューアー