厚真町は月に1回、町内全世帯に配布する広報誌「広報あつま」を今年度から刷新している。5月号から全ページをカラーにし、見やすさや伝わりやすさを意識。月ごとにまちの話題で特集面を組むなど紙面を充実させていく考えだ。
広報誌は今年の4月号まで2色だったが、「カラーの方が情報をより伝えやすくなるのでは」と新年度の作業に合わせて紙面を見直し、紙面をより引き立つようにした。
新たにスタートした特集では、5月号はこの春から指定管理者が変わり、新しくなったまちなか交流館を掲載。6月号では、町で2013年から始めた古民家再生事業を大々的に取り上げている。町内で増えている地域おこし協力隊も毎月2人ずつ紹介していく予定だ。
担当する町まちづくり推進課によると、「紙で情報を得たい」という町民は依然として多い。表紙については試行錯誤だが、季節や旬の話題を町民の表情とともに伝えていく。
一方で、今後はウェブを通じた発信も強化・充実させ、「紙だけでは表現し切れないことも取り上げることで深みが出るのでは。スマホやタブレット端末を片手に広報誌を見るようなことができれば」と話している。