厚真町のサーフィンチーム「厚真ビーチクラブ」に所属する村上慶砥君(11)=上厚真小6年=が、8月下旬に宮崎県の木崎浜海岸で開かれる第56回全日本サーフィン選手権大会に北海道支部代表として出場する。今月12日に浜厚真海岸で開催された道支部予選において年代別クラスで優勝し、2年連続の代表権を獲得。村上君は「昨年以上の成績を残したい」と張り切っている。
全日本選手権は、日本サーフィン連盟が主催するアマチュアカテゴリー国内最高峰の位置付け。全国各地の予選を勝ち抜いた各年代のトップ選手約1100人が出場を予定し、クラスごとにタイトルを競う。今年は8月20~26日の期間に開催され、村上君は12歳以下のキッズクラスにエントリーする。
6歳でサーフィンを始めた村上君。現在は毎日午前4時半に起き、学校がある日は朝と夕方の2回、地元の海で練習漬けの日々を過ごす。また全国各地で行われるランキング戦にも参加しており、年代トップ選手たちの中でもまれ、腕を磨いてきた。
本番の競技では技の難易度や積極性、波の条件などがポイント化される。おおむね4人で行い、グループ内で得点の高い上位2人が次のステージへ進むことができる。道内では実績十分の村上君だが、前回大会では2回戦で敗退した。ただ、この1年で実力を高め「昨年は自分のサーフィンができなかったが、今回は自分のサーフィンをして3回戦までは進出したい」と目標を明確にする。