白老町の町議会議員を8期28年6カ月務めた加藤正恭さん(88)=町竹浦=がこのほど、高齢者叙勲の旭日双光章(地方自治功労)を受章し、白老町役場で伝達式が行われた。戸田安彦町長が表彰状と記念品を手渡した。
加藤さんは産業建設常任委員会で副委員長を1987年5月から89年6月まで、委員長を2001年6月から03年4月までと03年11月から05年12月まで務め、白老牛の繁殖や肥育一貫システムの構築、ブランド化に尽力した。1991年5月から93年3月までと95年5月から97年4月までは、民生常任委員会委員長として福祉や保育の現場に積極的に出向き、町の社会福祉向上に貢献した。このほか町農業委員会委員、町都市計画審議会委員も歴任した。
白老町商工会理事としては、61年に役員に就任して以来、8年間にわたり理事を歴任。特に初代理事として商工会の法人化に尽力し、現在の商工会の礎を築いた。商工会では初代青年部長も務め、地域商工業発展の実践者育成に貢献した。
加藤さんは、これまでの活動を振り返り、「恐縮ながら(叙勲は)名誉であり光栄。白老で生まれた者として少しでもまちの力になれたらとの思いで活動してきた」と語った。