「ふるたび」経済効果に期待 2氏が一般質問 白老町議会6月会議

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2022年6月22日

 白老町議会の定例会6月会議は21日、開会した。会期は24日までの4日間。町の提出議案は、新型コロナウイルス関連の支援策を盛り込んだ今年度一般会計補正予算案など13件。一般質問に9人が登壇し、まちづくりに関し町の姿勢を問う。

 初日は西田祐子(きずな)、前田博之(同)の2氏が質問。

 西田氏が女性の社会参加促進について質問したのに対し、町は「職員が活躍できる職場風土の醸成に努める。役場が率先して背中を見せなければ」との姿勢を示した。

 町職員の女性割合、管理職の数と目標数値について町は、4月1日時点で一般職員129人中女性29人(22・5%)、管理職39人中女性7人(17・9%)とし、「町男女共同参画計画『あいプラン』の目標値30%に達していない」と説明。「人口減少の観点から女性の社会進出は地域を活性化していく上で重要」との認識を示した。

 前田氏は地域経済、地場産業の状況と振興などについて質問。コロナ後の経済構造の転換と好循環に向けた取り組みについて、町はコロナ前の経営状況の水準に戻すことを目標とし、経営や環境整備の下支えと内需と外需の取り込みを進めてきたが「依然厳しい状況にある。今後は外国人観光客の来町も見込まれるので受け入れを見据えて展開を進める」と答弁した。

 開会に当たり、戸田安彦町長が行政報告を行い、8日から始まった観光客による旅先納税「ふるたび しらおい」について「幅広い経済波及効果をスピーディーに地域へ還元できる」と期待。PRや参加店舗数増など「さらなる充実を図り、地域活性化に努める」と述べた。また大型客船の相次ぐ寄港で「本町の魅力を発信できた」とした。

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