美しい音色にうっとり ピアノ・ソナタ全曲演奏会 安平

  • ニュース, 白老・胆振東部・日高
  • 2022年6月21日

 「ベートーヴェンピアノ・ソナタ全曲演奏会」が18日、安平町の遠浅コミュニティセンターで2年9カ月ぶりに開かれた。旭川市出身のピアニスト、森永治之介さんが演奏。町民ら約50人の聴衆に美しい音色を届けた。

 地元の有志でつくる「ベートーヴェンのピアノ・ソナタを聴く会」(實吉智子会長)が主催し、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全32曲を聴くことを目的に2017年に活動をスタート。以来、年2回の演奏会を繰り広げてきたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて昨年、一昨年は中止した。

 19年秋以来で第7回となった今回は感染症対策として11、18日の2回に分け、それぞれ来場者数を限定して実施。第26番変ホ長調作品81α「告別」など4曲を演奏し、聴衆はベートーヴェンの心情を想像しながら聞き入っていた。實吉会長(79)は「生の音楽はやっぱり迫力が違う。聞ける喜びを感じた」とうなずいていた。

 全8回の最後となる次回演奏会は9月に予定している。

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