安平町の遠浅小学校(奥本政一校長)で18日、閉校記念運動会が開かれた。早来地区に小中一貫の「早来学園」が来春開校することに伴い、今年度で閉校になるため、これが遠浅小で行う最後の運動会。児童たちは保護者らの声援を背に、これまでの練習の成果をグラウンドにぶつけた。
競技に先立つオープニングセレモニーで、全校児童による鼓笛演奏やクイズが行われ、華やかに運動会が幕開け。この後、学年別の徒競走をはじめ、混合で行う借り人競走、4チームに分かれた全員リレー、最後を締めくくるよさこい踊りなど元気いっぱいのパフォーマンスを披露した。
6年生の有本好花さん(11)は「リレーで最後負けたのは悔しかったけれど、全力は出し切った」と振り返り、「学校がなくなるのは寂しいが、中学校でみんなと仲良くなれるようにいろんな人と話をしたい」と話した。
閉会式で、児童会長の6年生、金元さくらさん(12)は「一人ひとりが全力で、歴史に残せるとてもいい運動会になった」と胸を張り、奥本校長は「みんなでこの場所で行う運動会は残念ながら最後になるが、来年はたくさんのお友達と運動会ができる。遠浅小伝説をそのまま次の学校にも引き継いで」とエールを送っていた。
同校は今年度、各種行事を閉校記念として行うほか来年2月には式典を予定している。