白老町は17日、定例記者会見を開き、1月に行っている成人式の名称を、2023年以降「白老町二十歳を祝う会」とすると発表した。4月の民法改正で、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられたことを受けた対応。
式典の対象は、従来通り20歳とする。名称変更に当たっては5月30日~6月15日、町内の高校生や16歳以上の町民を対象にアンケートを実施し、得られた回答108件のうち、最も多い49件を占めた「二十歳を祝う会」に決めた。49件のうち21件は15~20歳の回答だった。
安藤尚志教育長は会見で「18歳は受験期に当たり、参加しづらい人も出る」と20歳を対象にした理由を述べた。来年の式典は1月8日の予定で、7月にも式典を運営する実行委員を募る予定という。
また、同日発表した今年度一般会計補正予算案は、4826万7000円を追加し、総額108億3891万3000円とする。住民税非課税世帯に1世帯当たり10万円を給付するほか、低所得の子育て世帯に児童1人当たり6万円を支給するなど、新型コロナウイルス関連の支援策を盛り込んだ。町によると、両事業の支援対象となる非課税世帯は50世帯、児童は102人。
このほか、脱炭素社会を見据えた再生可能エネルギー導入計画を策定する事業に861万1000円を計上した。補正予算案は21日開会の町議会定例会6月会議で審議される。