自衛隊員応援で議連設立―立民有志

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  • 2022年6月14日

  立憲民主党の有志による「自衛隊員応援議員連盟」は14日、衆院議員会館で設立総会を開いた。会長に就いた枝野幸男前代表はあいさつで、自身の官房長官時代に発生した東日本大震災での自衛隊の活躍に触れ、「隊員の皆さんが誇りと自信を持って仕事をしていける環境をつくることは、政権を目指す政党として大事な責任だ」と訴えた。

   設立総会には、党所属の国会議員約70人が出席。泉健太代表、野田佳彦元首相らが顧問を務める。今後、自衛隊員の処遇や任務環境などを調査し、課題を整理する考えだ。

   ロシアのウクライナ侵攻などを受け、安全保障政策に対する世論の関心が高まっている。今回の議連設立には、参院選をにらんで保守層にアピールする思惑もある。議連幹部は「自衛隊の議論を積み上げないと共産党と同じ様に思われる」と強調した。

  ただ、このタイミングの議連発足には「唐突」との異論もある。党関係者は「露骨な選挙アピールだ」と効果を疑問視した。

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