地域住民交え競技楽しむ 宮戸小で「宮戸地区連合運動会」  むかわ

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  • 2022年6月13日

 むかわ町の宮戸小学校(金澤堅一校長)は11日、地域住民を交えての「宮戸地区連合運動会」を同校グラウンドで開いた。少子化などの影響を受け、来年3月末で閉校となるため、今年度が最後の運動会。児童10人と保護者、住民らが参加し、多彩な競技で交流を深めた。

 同校は例年、地域住民を交えて運動会を実施しているが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で一昨年は中止、昨年は児童と保護者のみで行ったため、住民と一緒に行う運動会は3年ぶりとなった。児童たちは徒競走や綱引き、よさこいで練習の成果を発揮。2チームに分かれての全員リレーでは最後までデッドヒートを繰り広げた。途中、雨にも見舞われたが、無事に全日程を終了した。

 6年生の山下祥弥君(11)は「コロナ禍だが、地域の人も集まってできて、本当にうれしい。練習よりも実力を出せた」と笑顔。5年生の磯部玄君(10)は「無事に終わって楽しかったという気持ちと、これが最後と言う少し寂しい気持ちがある。転んで足をけがしたが、自分の中では頑張れた」と言い、「家に帰ってきょうのことを振り返りながら、記憶に残していきたい」と語った。

 また地域住民もリレーや玉入れ、借り物競走、児童と一緒にボールを運ぶレースなどを楽しむ姿が見られた。同校のOBでもある今野一夫さん(75)は「しばらくぶりの参加で、懐かしい。学校がなくなってしまうのは寂しいですね」と話していた。

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