白老町陣屋町の仙台藩白老元陣屋資料館(武永真館長)は、7月9日午前10時から同町の史跡「白老仙台藩陣屋跡」の発掘調査見学会を開く。仙台藩士が造営した白老陣屋の実態を解明する発掘調査現場を、学芸員が解説しながら案内する。
町教育委員会と同館は6月から7月にかけて、史跡の土塁にあったとされる「東御門」跡地の発掘調査を行う。調査は、同史跡の保存管理や活用、整備、運営体制を位置付けた同史跡保存活用計画(2021年から10年間)の一環。
「東御門」は、1857(安政4)年に行われた箱館奉行視察の説明用に描かれたとされる「仙台藩白老陣屋之図」などに描かれている。同館の学芸員、平野敦史さん(40)は「調査を通して土塁の明確な全体像を把握したい」と意気込む。
参加無料。申し込み受け付けは、定員25人になり次第締め切る。雨天時は、資料館内で映像と写真を使って解説する。
問い合わせは同館 電話0144(85)2666。