厚真町の厚南中学校(石崎和昌校長)で10日、昨年度に一部見直した校則について考える会を開いた。
同校は昨年度、髪の毛の長さが「肩に掛かっていたら結ぶ」といった従来の校則を「邪魔にならなければ結ばなくてもいい」としたほか、フロアが汚れないようにするため禁止していた「靴底の色が黒い靴」の制限を廃止するなど一部を改訂した。
今回さらに服装や靴などの身だしなみについて「中学生らしさ」をテーマにグループごとに意見をまとめ、「時や場合によって、何が適しているのかを自分自身で考える」「学習の妨げにならないようにする」といった声や「髪の毛は邪魔にならない程度に切った方がいいのでは」との声も出ていた。
石崎校長は「問題が出てきたときに正解を当てるのではなく、まずはみんなで相談して考えることが大事」と呼び掛けた。2年生の稲川帆乃花さん(13)は「(校則について)自分はちゃんとできていたと思う。今後は休み時間にできることを増やしていけたらいいな」と話していた。